透明電磁遮蔽フィルム
SS73FG/SS73FGX
透明・低反射で電磁遮蔽もできる
Spectrally SelectiveなSS73FGフィルムは、不快な日射熱だけでなく、好ましくない過剰の電磁波も広範囲に反射できるので、混みあっている5GHz帯(Wi-Fi)の室外からの混線を予防するだけでなく、無線LANの窓からの漏洩も予防します。
高い電磁遮蔽機能を持つSS73FGは、内貼り仕様と外貼り仕様があり、専用の施工法で両方を貼合すると、さらに高い電磁遮蔽能も期待できます。
高い電磁遮蔽機能を持つSS73FGは、内貼り仕様と外貼り仕様があり、専用の施工法で両方を貼合すると、さらに高い電磁遮蔽能も期待できます。
30dBの電磁遮蔽性能で、Wi-Fi電波の通過を上手に減衰させます。
ビルが密集する都心部のテナントオフィスは、隣接するビルのオフィスやホテル、上下階のテナントオフィス等から発信されたたくさんのWi-Fi回線にさらされています。
Wi-Fi専用の周波数帯が使え多くの情報量が送信できるWi-Fi/5g回線を、厚い鉄筋コンクリートは通過させにくい(だいたい30dB減衰すると考えられます)のに対し、透明な窓ガラスはWi-Fi回線を殆ど通過させてしまいます。結果としてコンクリートで遮られていたはずの上下階のWi-Fi回線も窓を迂回して入ってきます。Wi-Fi/5g回線は、野外であれば500m向こうから届くこともありますので、隣のビルのWi-Fi回線も、当たり前のように窓を通過して室内に入ってきてしまいます。
電波を容易に通過させてしまう窓ガラスに重厚なコンクリートと同程度の30dBという遮蔽性能を持った特殊なフィルムを貼ることで、窓から入ってきてしまう他人のWi-Fi回線を遮断できます。
結果的に、室内には自分のルーターが発信したWi-Fi回線が残るので、周囲のWi-Fiネットワーク群と同じ周波数帯を利用してしまうことが電波干渉の原因となっていた自社無線ネットワークの不調の原因が解消されるのです。
高透明性と低反射性で、窓の採光も外観イメージも損ないません。
例えば、窓ガラスを完全に塞いでしまってもいいのであれば、電磁遮蔽は案外簡単です。端的に言えば、厚めのアルミホイルで窓ガラスを隙間なく塞いでしまえば良いわけです。ただ折角の窓ガラスですので、少しでも採光を残したいと考えた場合、話が途端に難しくなります。
採光も大切な機能である窓ガラスを電磁遮蔽するためには、光を通す透明性と、電磁波を止める遮蔽性という二つの機能が求められます。でも光だって電磁波の一種。この相反する二つの性能を満たすのはとても難しく、たくさんの工夫が必要になります。
ミラーの様な映り込みを抑える技術として有名なAR技術。ただこの技術は、電磁遮蔽フィルムを本当に無色透明にしようとすると、貴金属をふんだんに使い、繊細な設計、緻密な加工技術と膨大な手間が必要になります。
結果として今、手に入る30dBの透明電磁遮蔽フィルムは、安価なものの仕上がりはほとんどミラーになってしまうアルミ蒸着フィルムの他に、かなり自然な仕上がりで十分満足できる透明感があるものの高価な製品Aと、ややミラー調が残ってしまったものの比較的取り扱いやすい価格の製品Bのほぼ2択になります。
ほんの少しの反射率の差・・・と侮ることなかれ。向こう側が暗くなると、このほんの少しの反射率の差でも、見た目で大きく変わってしまいます。これをわかりやすく示したのが、右の写真です。フィルムを貼り分けたガラスの後ろ側に黒い紙を置いてみると?
キチンと黒く見えるのは、透明性にこだわって開発された米国製の製品Aだけになります。私たちは、この仕上がりにもこだわって、この製品Aを取り扱うことにしました。